病気の治療に食事療法は重要で、さまざまなメーカーから病気に合わせた療法食が販売されています。便利なことに療法食をペットショップやインターネットで気軽に買える時代です。一方で、獣医師に十分な相談をしないまま自己判断で療法食を選んでしまったり、他のフードと混ぜて与えているケースが時折みられます。例えば、健康診断で〇〇の数値が高いと言われて、獣医師の指導なく療法食を買って与えていたら、適切なフードではなかったとか、逆に獣医師の勧めで療法食を与えているが、他のフードやおやつも与えていたとか。最近はペット一頭一頭を大事にされる飼い主様が増えていて、療法食にも積極的なことは良いことだと思います。適切なフードを選んで元気に長生きしてもらうためには、定期的な獣医師の指導が必要です。療法食を始めるときは獣医師に相談し、そして少なくとも年に1回は今のフードを続けてよいか獣医師に確認しましょう。特に高齢になってくると病気が進行したり複数の病気にかかってしまうこともあり、フードを変更した方がいい場合もありますので、定期的に診察を受けてフードを選びましょう。病院以外で買っているから相談しずらい・・・という場合でも、遠慮なく相談してください。